メンヘラはこんなことを考えている

双極性障害の僕が、それでも生きるためにやっていることとその他日常

躁鬱営業マン

 僕は、躁鬱になってから、そこそこ転職を繰り返している。一度、新聞配達を挟んでいるけど、他はすべて営業職だ。まぁ新聞配達も拡張員を兼ねていたから、営業もやっていたようなもんだけど。

 

 転職するパターンはいつも同じ。入社してすぐは、躁転しているからなのか、メキメキと仕事をする。営業職しか経験がないから、商材が変わるだけで、やることは同じで、商品知識を入れれば、割りとすぐに売れるようになる。

 でも、営業職は数字を問われる仕事だから、課せられた数字をこなしても、終わりは見えない。目標設定は作られているけど、達成しても更に上を目指さなければならない仕組みになっている。これらは、入って数ヵ月は苦にならないのだが、半年もして、数字が伸び悩むようになってくると、精神に支障をきたすようになってくる。

 焦りからなのか、自分に無理を言って契約を獲っているからなのかはわからない。でも、確実に言えるのは1年も経たない内に、激しい鬱の波に襲われてしまうのだ。

 

 そうして転職を繰り返している僕だけど、『それなら営業以外をやればいい』、と言われてしまうかもしれない。でもね、今から全く新しいことを覚えて始めることが億劫だし、上がってしまって給与水準から下がってしまうのも厳しいなあとか考えてしまうと、死ぬか営業するかしかないという思考停止状態になってしまうんだよね。

 

水商売女性が、水商売をやめれない感じと似てるなぁ(そっちのがキツいだろうけど)

水商売は風俗に堕ちるけど、鬱営業マンはどこに堕ちるのだろうか。